2012年12月

玄米もちをつきました

29日に慶二郎さんとお母さん、近くのお友達と一緒にお餅つきをしました。

今年は玄米もちに挑戦。玄米のもち米を50分せいろで蒸して、よ~くこねます。

白いお餅に比べると、つくのも3倍くらいつかないとお米がつぶれてくれません。

おいしそうな玄米もちがつけました!!

自作のかまくらの中に入る娘

どうぞ良いお年をお迎えください。

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今年1年を振り返って

今年はウーファーさんに手伝っていただいて、こんなにたくさんの干し柿ができました。

忙しく日々の仕事に追われながら、あっという間の1年でした。わが家にとって今年一番の出来事は、以前ご紹介した慶二郎さんが私たちの仲間になってくれたことです。自閉症のハンディがある彼から、私たち家族はたくさんのことを教わりました。彼と一緒に作業しているうち、障がいがあるってどういうこと…?不幸なことなの…?などと考えるようになりました。

慶さんには苦手なこともいっぱいあるけど、絵の才能があってすごく体力もあるし、一緒にいるととても楽しいんです。実は私や息子、娘にも少し自閉症的な部分があり、できることとできないことのデコボコが大きく、あれこれ思い悩んできました。でも慶さんの充実した笑顔を見ていると、それも素敵なことなのかなって前向きに思えるようになりました。

その長男は今年中学に入学し、急に背が伸びて声変わりもして、母は戸惑いつつも心身共に成長しているのを頼もしく感じています。先日私が出かけている間に、一人でお昼にカレーとナンを作りました。ナンの生地は私が仕込んでおいたものですが、1枚1枚伸ばして、フライパンで丁寧に焼いてくれました。野菜のたくさん入ったカレーもとてもおいしかったです。彼は勉強もスポーツも苦手ですが、お手伝いはよくやってくれます。うちの子供たちも、慶二郎さんのように、これから得意なところをどんどん伸ばしていってほしいです。

最後に、世界中の原発と戦争がなくなりますように…その願いを自分自身がいつも忘れずにいるために、小さな行動を続けたいです。(ひ)

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凍りついた菜っ葉

ねぎの収穫

12月の前半には、強烈な寒波に見舞われ、数日真冬日が続きました。最高気温がマイナスのままで、最低はマイナス10度くらい。大寒のころなら珍しくもないのですが、まだ、野菜の出荷中。小松菜やほうれん草が畑でカチカチに凍ってしまいました。先のとがった包丁で、発掘するように収穫し、地下のムロでゆっくり溶かして生きかえらせてお届けしました。その後、打って変わって温かくなり、カチカチ、そしてクタクタになっていた葉物類も見事に復活。野菜の生命力の強さにあらためて驚きました。小松菜もほうれん草も、ゆでてしまうまで、あるいは、消化されるまで細胞一つずつまで生きているんですね。一回凍りついた菜っ葉は、また一段と甘みが増します。

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甘くておいしい冬の野菜

寒くなってくると畑が凍るので、今まで出荷できていた野菜が、寒さに弱いものからひとつひとつ姿を消してきます。もちろん貯蔵できる根菜類などは、収穫して室などに貯蔵しておきます。その代わり、野菜の多くは寒くなるほど甘みが増してくるので、これからの時期は野菜のおいしさを十分堪能していただけると思います。

実は、昔はねぎはあまり好きではありませんでした。関西の人間なので白ねぎはあまり馴染みがなかったし、薬味としてうどんなどに入っているのも、どうしてわざわざこんな辛いものが入っているのだろうと思っていました。でもうちのねぎを食べるようになって、白い部分のとろっとした甘さにびっくり。霜に当たらないと甘くならないことも、初めて知りました。

いつの間にか薬味として使うのも好きになって、風邪っぽいな…と感じた時は、お味噌汁に刻んだねぎをたっぷりかけていただきます。今では冬の間は食卓にねぎを欠かしたことがありません。というのも、年を越すと家に大根、ねぎ、ジャガイモなどしか野菜のストックがなくなってくるので、少ない素材を工夫しつつ、あの手この手でおいしくいただいています。ちなみに息子はねぎ好きですが、娘はかつての私同様、ねぎが苦手です。あの匂いがダメみたいですが、いつかこのおいしさに目覚めてくれるといいな。(ひ)

♪かんたん野菜料理♪

★ねぎの卵

ねぎの卵焼き

焼き…卵料理を紹介するのは初めてかも。

ネギは小口切りにする。ボウルに味噌大さじ1とみりん大さじ1を加えてよく混ぜ合わせる。ここにねぎと卵3個を割り入れ、よくかき混ぜる。フライパンに油をしいて両面を焼く。大根おろしを添えていただく。

★大根とねぎ丼…忙しいときでもすぐ作れます。

大根は千切り、ねぎは斜め切りにする。鍋に油少々しき、ねぎ、大根、ひき肉を炒める。だし汁をひたひたになるくらい注ぎ、細切りした油揚げも加える。醤油とみりんで味付けし、5分ほど煮る。水溶き片栗粉でとろみをつける。温かいご飯にかけていただく。

★ねぎ焼き…ねぎの白いところを5cmくらいに切る。グリルやオーブントースターなどで焦げ目がつくまで焼く。甘味噌(味噌、みりん、砂糖を混ぜ合わせる)をつけたり、からし醤油などでいただく。

★ねぎの酢味噌あえ…ねぎは3cmくらいに切って、さっとゆでる。わかめはもどして、3cmくらいに切る。酢味噌(味噌と酢、みりん、砂糖を混ぜ合わせる)であえる。

★肉味噌…ねぎ、ニンニクはみじん切りにする。鍋にごま油をいれ、ニンニクとねぎを入れて炒める。ねぎがしんなりしてきたらひき肉を加え炒める。肉の色が変わったら、調味料(味噌、みりん、醤油、好みで豆板醤を混ぜ合わせる)を加えて全体がこってりするまで炒める。レタスに巻いたり、ご飯にのせたりしていただく。

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冬の訪れ

最低気温がマイナス5~6度に下がってきた。このくらいになると、朝、畑の野菜は、透き通ったように凍ってしまう。 寒さに強くないものは、そのまま回復できない。

畑の後片付けもだいぶ進んだ。後は、さっとトラクターをかけて、もうこれでおしまいということにしてしまいたいのだが、ここでもう少しねばって、堆肥やわらなどすき込むのなら、それは今年中にやっておきたい。来年の野菜のできに大いに関係するのだ。

以前は、秋にライ麦などの越冬緑肥をまいて春にすきこんでいたが、最近は、冬に緑のもがあると、シカがやってきてきれいに食べてしまうので、できなくなった。

お届けしている野菜について

カボチャ…カボチャを収穫するのは、ツルが枯れる9月のはじめころでしょうか。夏といってもいい暑いころです。日差しが強すぎて、うっかりしているとカボチャの皮が日焼けして傷んでしまうくらいです。そしてコンテナに入れて倉庫に積み上げて置いておき、順次お届けするのです。どれくらい長持ちするのかは品種によって決まっています。9~10月にお届けしていた青皮の坊ちゃんかぼちゃは、とっても甘くておいしいのですが、2ヶ月くらいしか持ちません。今お届けしているのは、みんな長持ちする品種です。白っぽくて皮も中身も堅いです。そう、とにかく堅いので、切る時は十分注意してくださいね。

長持ちするカボチャは、最初あまり甘くないのですが、貯蔵するうちにデンプンがじっくりと糖化し、おいしくなってきます。これから、「かちわり」というおにぎり形のをお届けしますが、冬に食べる「かちわり」は最高においしいです。

ただし、野菜は、穀物と違い、貯蔵中に傷むのがあります。大量に保管していると、かなりの量になります。ですからうちでは、常に傷んだカボチャの片つけ(せっせと食べること)におわれています。ちょっと効率が悪いのです。ですから、ふつうはスーパーなどに貯蔵した冬至カボチャが並ぶことはないですね。(か)

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