2012年11月

うちの家族は本が好き!

うちの家族はみんな本が好きです。家でテレビをほとんど見ないからかもしれません。週に1度は富士見町の図書館へ行き、たくさんの本を借りてきます。特に夫と小4の娘は活字中毒で、少しでも時間があるといろんなジャンルの本を読んでいます。中1の息子は、車関係の本ひと筋。私は冬場など暇な時は小説なども読みますが、忙しい時期はもっぱら料理本ばかりながめています。

畑からたくさん収穫できた野菜を、いかに無駄にせずおいしくいただけるか、保存できるか、本を片手にいろいろ試してみるのはとても楽しい。最近好きなのは、農文協の季刊誌「うかたま」、カノウユミコさん、魚柄仁之助さんの本などでしょうか。

また、おまかせの野菜セットをお届けしている立場上、皆さまに少しでも野菜を無駄なく調理していただきたいという責任も感じています。とくべつ料理上手でもない私ですが、料理本などを参考にいろいろと試しているおかげで、おこがましくも野菜料理を紹介しています。(ひ)

♪かんたん野菜料理♪

実は料理本より、今まで会員のお客様から教えていただいたお料理のほうが、とてもおいしくてわが家の定番になっています。今回はそれを少しアレンジして、また紹介させてもらいます。

★大根のパンケーキ…甘くないおかずケーキですが、子供たちも大好き。

・小麦粉にベーキングパウダー、塩少々入れて混ぜる。ここに大根おろしを汁ごと入れて、ホットケーキの生地になるくらいの柔らかさに調節する。油を熱したフライパンに生地を流し込み、蓋をして弱火で両面焼く。酢醤油やソースなどお好みのたれをかけていただく。

★ゆで大根とわかめのサラダ…夏場の辛い大根でもぜひやってみてください。

・大根はピーラーで縦に薄くスライスし、さっとゆでる。わかめは塩出しして一口大に切る。味噌、すりゴマ、油、酢、みりんを混ぜ合わせたドレッシングを作っておく。わかめと大根をドレッシングで和える。※お好みのドレッシングでいいですが、大根の味が淡白なので、しっかりと味付けするほうがおいしいです。

★農家のビビンバ…簡単、おいしい!

①ほうれん草はゆでて水にさらし、3cmくらいに切る。ボウルに醤油、みりん、いりゴマを合わせて混ぜ、ほうれん草を入れて和える。②人参は千切りにし、油をしいたフライパンで炒め、塩コショウする。③豚肉は細切りにし、油をしいたフライパンにニンニクのみじん切りと一緒に炒め、醤油とみりんで味付けする。④ご飯の上に具を乗せ、よく混ぜていただく。お好みでコチュジャンを添えて。※うちでは、ダッチオーブンを火にかけて、石焼ならぬ「鉄焼きビビンバ」にしています。ホットプレートやフライパン(こげつきにくいもの)で焼いてもおいしいです。

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そろそろ冬支度

冬をすぎ、畑の作物の生育がゆっくりになってきた。ほとんど止まったようになり、寒さに耐える姿勢になりつつある。こうなると人間のほうのペースも、自然とゆっくりになってくる。

朝など霜がなくなるまで収穫等できないのを良いことに、のんびりと仕事を始め、そして夕方も、最近は、4時くらいから少しずつ暗くなってきて、なんだか残業している気分になってくる。なにせアウトドアの仕事なので暗くなれば終業時間だ。

地面が凍りつく前に、もうひとがんばり、冬支度がいろいろあるのですが…

お届けしている野菜について

大根 いよいよ大根の季節になりました。大根の旬それはずばり冬です。日本のふゆに欠かせない大根ですが、とても優秀な野菜なのです。こんなに大きくなるのに、肥料はそんなにいらないのです。うちのは、今年は小さめなのですが、これは、種まき時期に雨がなく、まき遅れたためです。

先日、全部抜いて囲いました。寒さに備えて、ムロに入れたり、土に埋めるのです。今度からは、葉っぱを落した大根をお届けします。

長ネギ

松本一本ネギというのをお届けしています。長野県の松本あたりの地方野菜です。下仁田ネギも少しだけ作っています。こちらは、有名な群馬県は下仁田のネギです。どちらも伝統的な品種で、遺伝的にはごく近い品種です。どちらも柔らかく味が良いのが特徴で、畑に植えてある状態でも、やわらかいために葉がぼきぼき折れているので、すぐわかります。

今年のネギはちょっと細めです。いや、毎年ちょっと細目かもしれません。近所のお年寄りの手にかかると、一本が大人の手で握りきれないような、それは立派なネギができます。どうやって作るのでしょうか。うちのネギも味では負けないつもりですが、やはり鍋物に使うには、ある程度太いほうがおいしいですね。正直、ネギ作りがちょっと苦手なのですが、また来年、がんばって太らせてみます。

ネギは生命力の強い、寒さに強い野菜で、冬のきびしいこのあたりでは、とっても大事な冬の食料です。ネギと、デーコ(大根)と、ジャガイモと、お葉漬け(野沢菜漬)で長い冬を乗り切るのだ。(か)

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蒸し野菜のすすめ

わが家では、普段は分づき米を圧力鍋で炊いています。炊飯器で炊くより、もっちりと炊き上がるのが気に入っています。朝起きて炊きたてのご飯はできていないけれど、蒸らし時間を入れても30分かからないので、お味噌汁など作っている間に炊けてしまいます。

そして最近は、お米の上に蒸し器を置いて、そこにかぼちゃ、人参、大根、ジャガイモ、キャベツ、サツマイモ…などの野菜をのせて一緒に炊いています。お米が炊けるのと同時に蒸し野菜ができているというわけです。蒸し野菜を適当に切り分けて食卓の上に置いておくだけで、子供たちは塩や醤油、ドレッシングなどをかけておいしそうに食べています。他にもケーキの生地に混ぜ込んだり、ポタージュスープにしたり、いろんな料理に応用できて、とても重宝します。途中で開けられないので、柔らかくなりすぎないよう、入れる野菜の大きさを加減するのがコツです。

炊飯器でもお米の上に蒸し網など置いて、同じようにできます。蒸し網がなくても、お米の上に直接のせて炊いちゃってもOKです。ご飯に野菜のにおいがついてしまいそうな気がしますが、やってみるとほとんど気にならないです。いろんな蒸し野菜のストックがあると、忙しいときにも便利だし、毎日のお料理の幅が広がります。(ひ)

♪かんたん野菜料理♪

今回は蒸し野菜を使ってすぐできる料理の特集です

キャベツのザワークラウト風

●キャベツのザワークラウト風

蒸したキャベツを千切りにする。これにレモン汁(または酢)と塩を入れて混ぜ合わせる。

●かぼちゃのポタージュスープ

蒸したかぼちゃと牛乳(豆乳)をミキサーにかける。鍋に移して温め、沸騰前に火を止めて塩・コショウで味を整える。

●フライドポテト風

蒸したジャガイモはくし型に切る。フライパンに多めの油をしき、表面がかりっとなるまでジャガイモを焼く。お皿にもって塩・コショウをふる。

大根のステーキ

スティックブロッコリーを人参のディップで和えてみました

●人参のディップ

蒸した人参をすりこ木などでつぶす。これにねりゴマと醤油を加え、混ぜ合わせる。パンにつけたり、野菜につけたりするとおいしいです。人参の甘さが引き立っています。

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晩秋の畑のようす

1年で一番最後に植えるのは、タマネギの苗です

10月23日、二十四節気の霜降を過ぎました。ここ八ヶ岳山麓では、本当に毎年このころ霜が降ります。先日の早朝、葉物類の収穫のため、標高950メートルの我が家から1100メートルの畑に向かい、軽トラで八ヶ岳を登ってゆくと、上るにつけて霧を抜け、放射冷却で冷やされた畑の葉物は、白く凍っていました。

10月のはじめから秋野菜の最盛期で、野菜に追われるように、あれこれセットに詰め込んでお届けしました。これから次第に寒さがきびしくなると、寒さに弱いものからひとつずつ姿を消してゆきます。こんなに野菜がにぎやかなのもいまのうちだけですので、がんばって(?)野菜をたっぷり食べてくださいね。

お届けしている野菜について

かブ…上半分が赤いのは、「あやめ雪」というカブです。色がきれいですが、味は、白いカブのほうがおいしいでしょうか。白いカブは2種類作っています。今年から作り始めたやつのほうが、おいしい気がしますが、丈夫さとか作りやすさを比べるため、何年かこのまま2種類つくるつもりです。今、一番カブのおいしい時です。甘いです。でも、カブもそんなに寒さにつ強くないので、最低気温がマイナスになるようになるといけません。そうなると大根にバトンタッチです。

キャベツ…いままで「初秋」という品種をお届けしていました。おいしくて作りやすいと言われ、今年作ってみました。確かに柔らかく、なかなかおいしかったですが、秋が暖かかったせいもあり、割れたものがかなりありました。キャベツの収穫適期は短く、適期をすぎると、内側からの圧力で割れてしまいます。柔らかいのほど割れやすいですね。

これからお届けするのは、寒玉系と呼ばれる、少し葉が厚く、煮込んだりするとおいしいタイプです。でも、キャベツもそんなには寒さに強くないのです。毎朝凍っても昼にはよみがえるほうれん草や小松菜とは違います。今のうちにせっせとお届けしますのでよろしくお願いします。

○うちの畑ですが、落葉松(からまつ)の林が隣にある場所が多く、毎年のことながら、落葉松の葉が野菜に大量についてしまいます。葉物類、レタスなど、洗うのにお手間をおかけし、申しわけありません。(か)

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