2010年12月

今年をふり返って・来年に向けて

今年をふり返って

みなさんにとって、今年はどんな年だったでしょうか。

百姓の場合は、まずどんな天候だったかという話になりなす。

今年は、虫が多かった。暑くて、雨が少なかったせいだ。いろいろやりにくかった。

この先、どんな気候になるのだろうとおもいましたね。温暖化と言うより、人為的気候変動と言ったほうが正確なようですが、それはたしかにありますね。石油もリン鉱石もなくなるし・・・。

有機農業も、近代農業に対するアンチだけでなく、本質を考える必要を感じます。

それでも何とか、野菜をお届けできたのは、直接、セットで買っていただいているというのがとても大きいのです。

何をどう買うかって大事ですよね。うちも、米、野菜以外は、一消費者。賢い消費者にならねば。

来年に向けて

また、いろんな食べたことのない野菜を作ってみたいです。

今年、ブラックトマトというのを作っている方からいただいた。これが何とも言えずおいしくて作ってみたくなった。種もいただいたのだが、調べてみると、黒トマトにも、ミニとか、いろんな種類がある。ついあれこれ注文してしまった。11月から来年の種を注文したのははじめてです。ほかにも、地方野菜の葉物類に、目をつけているのがいろいろある。香辛野菜や、サラダ野菜、イタリアものなんかも少しずつ手を出してみたい。なにしろ、カタログを見ているとおいしそうなんです。

セットですので、基本の野菜をきっちり作るのが、何より大切なのですが。

それから、畑や田んぼは、ほんとに気持ちがいいので、気軽に来てもらえるようにしたいなと思っています。働いて汗を流すと、さらに気持ちがいいので、手伝ってください(笑)

それでは、申しわけありませんが、しばらくお休みをいただきます。

どうかよいお年を。(か)

 

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小学校の収穫祭

 前回は保育園の話でしたが、今回は小学校の話。先日の日曜日、学校で5年生の親子が集まり、収穫祭をした。子供たちが田んぼで大切に育て収穫したもち米を、お餅にしてみんなで食べる、という一大イベントだ。
6月、素足で田んぼじゅうを踏み歩いて代かきをし、手で田植えをした。そして10月、鎌で稲を刈り、足踏み脱穀機で脱穀。100キロ以上のもち米が収穫できた。収穫祭の前々日、子供たちがお米をといで水につけ、当日はかわるがわる杵でぺったんとお餅をつき、丸めて「きなこ・ごま・あんこ」に味つけした。杵が重くてよろける子も多かったが、とってもおいしいくつきあがったお餅にみんな大満足。「自分たちで育てたものを、自分たちで調理し、食べたことがうれしかった」という感想を書いていた子がいた。うちの息子は家でも毎年田んぼの仕事を手伝わせてはいるが、親に言われてしぶしぶやっている。今回クラスの友達と共に作業し、みんなで田んぼのことを調べて発表することができて、ひと回り成長したように思う。
子供のころの農業体験ってとても大事なことだなぁーと子供たちの笑顔を見ていて感じた。稲籾をまいてからお米になるまで、長い月日と手間がかかっているということを、身をもって知ると、自然と食べ物に感謝の気持ちがわいてくるだろう。作物を育てる喜びを知ることで、将来農業をやってみたいという子が増えるかもしれない。そこまでいかなくても、家庭菜園をすることならすぐにできる。
私たちも来年は、セットを買っていただいている皆さまに、もっと農業に触れていただける機会を増やしたいと考えています。お客様としてご招待するのではなく、援農という形がよいのかなと思案中です。大人も子供もみんなで畑仕事を楽しめればいいですね。(ひ)  

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