2007年6月

毎日が楽しい修行!

cimg2342.jpg○私の農作業タイムは娘を保育園で預かってもらっている間の正味4時間くらいで、夢中で仕事をしているとあっという間にお迎えの時間になってしまう。出荷が始まるまでは、ひたすら種まきと苗植えの毎日だったが、これからは収穫・出荷作業や草取りの時間が増えてくる。畑の師匠はまったくムダのない動きで、何でも手際よく作業をこなしてゆき、我が夫ながら見ていて感心する。一方の私はといえば、苗をまっすぐ等間隔に植えることや、収穫したタマネギを束ねてひもで縛ることすらたどたどしく、情けないやら悔しいやら。早く一人前のお百姓になりたい!農作業のひとつひとつを師匠に教わりながら修行の毎日。それでも畑で作業している時は幸せで、日々大きくなってゆく苗をみているだけで元気になれる。実は農作業よりこのたよりを書くことのほうが難行苦行だったりして…。
○私たちがいつも心がけているのは、作る人も、食べる人も健康でいられ、そして環境にもできるだけ負担をかけない野菜・お米作りです。野菜は種をまいてから収穫するまで数ヶ月、その野菜を料理するのに数時間、けれども食べるのはほんの数十分…。何だかむなしくて料理に時間をかけるのはもったいないと思うことがある。でも、心を込めて作った野菜を心を込めて料理すれば、食べた物は確実に身体と心の栄養として蓄積されてゆくと信じて今日も台所に立っています。

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ほそかわ農園のポリシー

cimg2407.jpg○みな様、大変ごぶさたいたしました。今年は、春先、寒い日がつづきましたが、ようやく、畑の野菜も大きくなってきました。これから12月まで、またうちの畑の野菜たちと、よろしくおつきあいください。
 ほそかわ農園の野菜作りの、一番大事な約束、それは農薬、化学肥料を使わないこと。
15年前、あまり深く考えもせず、やってみようと思った有機農業。以来どうにかやり続けるうちに、子供も生まれ、日々家族で暮らすうち、ほんとうに大事なことだと思うようになりました。子供たちが、それぞれアトピーやアレルギー、発達障害をもっているということもあります。それに、世の中、どこへゆくのか最近ますますめまぐるしく、とてもついていけない(年のせいか?)。もうしばらくすると、今の花粉症のように、化学物質過敏症が国民病になるなんて話もありますが、我が家はホント他人事ではありません。  
 それから、もう一つ大事なことは、ていねいに仕事をすること。野菜は、手間をかけた分おいしくなってくれる、ありきたりですが、そんな感じです。ゆっくり、ていねいにするほうが、なによりやっていて自分が気持ちがいい。これは何かと気ぜわしい毎日の戒めでもあるのですが…。
 

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ホウレンソウ

spinach種苗会社のカタログを見ると、野菜の品種の多いのに驚かされます。ホウレンソウにもいろんな品種があって、さらに毎年新しいのが出てくるようです。茎の赤いサラダホウレンソウとか、はっぱにしわのよった、ちぢみホウレンソウなんていうのもあります。ほとんどの品種は、西洋種を交配したものですが、昔ながらの日本ホウレンソウも健在です。
 うちでも、毎年いろんな品種の種をまいて、どれが丈夫で作りやすいか、どれが一番おいしいか比べています。けれども、寒くなるにつれて、どの品種もおいしくなってきて、いつも最後には、なんだか区別がつかなくなってしまうのです。
 小さな子供といっしょに食事をしていると、おいしいとかまずいなんて一言も言わないのですが、旬のおいしいものはほんとうによく食べます。そして少しでも味がおちてくると、とたんに食べなくなる。ぜいたくというか、正直というべきか、感心してしまいます

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