» ほそかわ農園の食卓
夏野菜のゆくえ 2010年8月28日
ほそかわ農園の農繁期は3回ある。まず、田植えとハウスで育苗した苗をいっせいに植える5月。そして夏野菜の収穫・出荷のピークを迎える8月。最後は稲刈り、他の穀類、イモ類などを収穫する10月。中でも8月はいちばん忙しい。言い訳がましいですが、しばらくブログをお休みしてすみません。
夏野菜は7月半ばころからぼちぼち取れ始め、だんだんと収量が増え、お盆のころが最盛期。収穫は早朝の涼しいうちに始める。標高1000mの朝の畑は、朝露にぬれてひんやりとしていて気持ちがいい。私は家の近くの畑でズッキーニとミニトマトをもぐ。夫は5キロほど離れた畑に行き、ナス、ピーマン、シシトウ、キュウリ、トマトなどを収穫する。すごいスピードでコンテナ(箱)の中にひょいひょいと入れてゆき、2時間ちょっとで軽トラックいっぱいにして帰ってくる。夫はよく「畑から毎日10円、20円を拾い集めているような気分だ」なんて言ってます。
採れたてのナスはつやつやで、ピーマンはピカピカ光っている。そんな野菜たちをできるだけ無駄にせず、新鮮なうちに食べていただきたいと、会員のみなさま、町内の保育園、レストラン、お店などにお届けしている。休みの日には子供たちにも手伝わせて、延々と野菜の袋詰め、箱詰め作業、そして配達の毎日だ。
農業って子供たちと一緒に仕事ができるところがすばらしいと思う。わが家は子供たちのお小遣いはなく、その日の働きによって100円前後のアルバイト代をあげている。こんなこと書くと細川家の子供は働き者だなぁーと思われるかもしれませんが、かなりめんどくさそうに、しぶしぶやってくれている。ちなみに息子の今年の夏休みの自由研究は、野菜の収穫から、袋詰め、お店に並べるまでの体験をまとめました。
8月も終わりになると、夏野菜の採れ方ががっくり減って忙しさも一段落。ちょっと寂しいが、次は秋野菜に向けての準備が待っている。(ひ)
農家のお年寄りから学んだこと 2010年7月24日

富士見でお百姓を始めた10年以上も前のころは、近所に元気なお百姓のお年寄りがたくさんいた。若い同業者の私たちが珍しかったんでしょう、何かとめんどうを見てくれた。「このささぎ(いんげんの方言)の種くれる(あげるの方言)で、まいてみな。」とか、他にも自家製のお漬物などよくいただいた。私たちの田んぼや畑の様子もよくチェックされていて、「今年はナスがばかに調子いいじゃん」とか何とかよく声をかけてくれたのだが、草ぼうぼうの畑を見られるのはちょっと恥ずかしかった。子供の頃から百姓仕事をしてきて、様々な苦労をされてきたと思うが、みんな田んぼや畑が大好きで、好奇心旺盛で、いきいきとしていた。家でのんびりしていられなくて、老人車を押しながら毎日畑に通っていたおばあちゃん。突然道端でしゃがんで平気で用足しをするおばあちゃん。そんなお年寄りたちを見てたくましさを感じ、「地に足をつけて生きるとは、まさにこのことなんだ!」と、強いあこがれを抱いていた。
それから何年も経ってひとり、またひとりとお百姓をリタイヤされ、亡くなられるのを見てきて、本当に寂しい。空いている田畑も随分増えた。どうりで私たちも40代半ばになり、年をとったわけだ。しかし相変わらず近所のお百姓の中で最年少に変わりない。
農村部は過疎化し、耕作放棄地は増加している。一方で就職できない若者がたくさんいる。また、日本は食料自給率が低いけれど、いつまで食料を輸入できるかわからないし、海外には食料が足りなくて困っている国も多いのに、搾取していいのだろうか。それなら若者がどんどん田舎に来てお百姓を始めるよう、うまく仕組めないものか。各地で少しずつ始まってはいるが、農家のお年寄りからいろんなことを学べる時間は、もうそんなに長くない。 (ひ)
究極のラッキョウ漬け 2010年5月24日
ラッキョウ漬けのツンとくる匂いと甘さが少々苦手です。船越康弘・かおりさん著の「わらのごはん」に載っているラッキョウ漬けのレシピは酢も砂糖も入っていないので、2年前に試しに作ってみました。
材料はラッキョウと少しの塩だけ。滅菌した瓶に入れて石で重しをし、2年間戸棚の奥に放置。先日その瓶を取り出し、中の石を取り除き、ラッキョウを取り出し、おそるおそる食べてみた。時間をかけて発酵した自然の酸味と甘みがやさしくて、なんともいえないおいしさ。2年間すっかりラッキョウ漬けのことを忘れていたが、その間瓶の中では、おいしくなるようにゆっくり働いてくれていたんですね。
ラッキョウはうちの畑では作ってないけれど、また買ってきて作ってみようかな。食べられるのは2年後だけど。
韓国の料理 2010年5月14日
前回のブログで韓国からウーファーとしてみえたI夫妻のことを書きましたが、約2週間滞在し今朝出発されました。
その間、本場の韓国料理をぜひ作って欲しいとおねだりして、いろいろ作っていただきました。ただ、韓国の調味料が手に入らなかったので、うちの醤油を使用してもらったため、どうしても日本風の味になってしまうのだそうです。

「豚キムチ」と「メンタイ(日本の鱈の干物のようなもの)のスープ」。
豚キムチは何杯もご飯をお代わりしたくなるおいしさ。スープもよく出汁がきいていました。
左から「キュウリとたまねぎのサラダ」、「プルコギ」、「冷奴のキムチ添え」。
プルコギは韓国では数少ない「辛くない」料理なのだそう。お豆腐とキムチは意外と相性がよい。
韓国料理はニンニクと唐辛子が大量に使われていることをあらためて実感しました。キムチはニンニクを使った発酵食品なので、とっても体に良いのだそうです。日本のお漬物ももちろん優れた発酵食品ですが、若者にはキムチのほうが好まれそうですね。息子も突如キムチのおいしさに目覚め、たくさん食べてました。冬に白菜がいっぱい採れたらキムチ作りに挑戦してみようかな。
やっぱりご飯が最高! 2010年5月2日
タンポポの根っこ 2010年4月29日
菜の花摘み 2010年4月24日
うどんを打つ 2010年4月13日
わが家はみんな麺好きで、週に1回くらい小麦粉からうどんやほうとうを作っている。最近は5年生の息子も作ってくれるようになった。麺をのばす厚さが均一でなかったり、切り幅がまちまちだったりするが、一人で全部できるようになって、自信がついたようです。「うどん先生」なんて自分で言ったりしているので、「まだまだ弟子だよ」とたしなめてます。
粉に水をまわす。均一に粉に水を含ませるように、手のひらで大きく混ぜるのがコツ。ひとまとまりになったら、ビニール袋に入れて足で数回踏み、しばらく寝かせる。
ある程度までのばせたら、生地を麺棒に巻きつけてさらにのばしてゆく。
生地を折りたたんで均一に切ってゆく
。
たっぷりのお湯でゆで、冷水でしめれば出来上がり。手打ちならではのコシの強さと小麦本来のおいしさが味わえます。親子4人で小麦600グラムはぺロリといただいてしまいます。
お醤油作り 2010年4月4日
毎年山梨に住むお百姓友達のYさんとIさん、そしてうちの3軒で醤油麹を作っている。今年はYさん宅におじゃまして作った。
まず、前日に小麦を鍋で炒っておく。
炒った小麦を機械で荒く挽き割る。香ばしい匂いがぷんぷんしてくる。
挽き割った小麦と、やわらかく蒸した大豆、醤油の種麹を均一になるよう、よくよく混ぜる。これを温かいところに3~4日置いていつも30度くらいになるよう、温度管理する。今年はYさんに麹の管理をお願いした。最初はゆっくりと温度が上がってゆくが、2日目ごろから急に麹菌の増殖が活発になり熱くなってくるので、昼夜何度も混ぜたり広げたりと、気の抜けない大変な作業です。Yさんほんとにありがとうございました。
4日たったらこのとおり、麹菌が大豆の中まで繁殖して緑色となる。この麹に塩水を混ぜて、2年間時々かき混ぜながら熟成させ、搾り機でしぼると、おいしい醤油となる。しぼるところは前回の醤油しぼりのブログをご覧下さい。





















